問題解決を通して薬局運営・経営の数値改善へ! (第2回 問題発見編)
薬局運営・経営の数値改善のためのデータ活用について、全5回の連載記事です。
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いまさら聞けない。
薬局の「問題を発見する」方法とは?
多くの薬局がレセコンや電子薬歴のデータを活用した薬局経営に取り組まれているか、もしくはこれからデータドリブンな取り組みを始めようとされているかと思います。しかし、各店舗のデータを集計・分析し、問題点を把握して、改善に繋げていくのはなかなか大変なこと。悩まれている方も少なくないのではないでしょうか?
今回の記事では、「問題発見」について、ご紹介します。
前回の記事は「問題解決の基本について」をご紹介しましたので、そちらも合わせてご覧ください。
問題とは、「あるべき姿」と「現状」とのギャップのことを言います。
例えば、一般的な理想として薬歴の未記載は毎日ゼロであることが望ましいと考えられます。
現実として、店舗に未記載薬歴が発生していたとしたら、この状況が「問題」となります。同様に、事業計画上、A店舗の年間売上高が1.2億円になっているのが理想であるのに、期中の予想売上高が1億円の見込みになっている(目標に到達していない)状態があれば、「問題」となります。
これは会社として「あるべき姿」が定義されていないと、問題認識ができないということでもあります。
「あるべき姿」が明確に定義され、いつでも社員が閲覧可能な状態が望ましいとされています。(そうでないと、問題発見可能な方が常に経営層だけになってしまいます。)
問題の種類には、
・既に分かっている問題 = 顕在化している問題
・まだ発見されていない問題 = 潜在的問題
の2種類があります。
常に「見える化」されていないと、問題発見への遅れが常態化してしまいます。発見が遅れて大丈夫な場合もありますが、時には発見が遅れて致命傷に至ることもあります。
例えば、薬歴の未記載数が、1日3枚ずつ溜まっていたとして、2か月間それに気が付かないと3×21×2=126枚もの薬歴が溜まることになります。 今が大丈夫だからこれからも大丈夫というものではないので、常に「見える化」しておく必要があります。
Musubi Insightの薬歴業務系分析機能
Musubiの薬局業務”見える化”ツールを活用することで、”潜在的問題”を見える化することが可能です。
問題発見(What)についてご紹介しました。次回は、問題特定(Where)です。
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