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資金と内装、そして採用。令和の開業経験者に開業当時を聞いてみた|MusuViva!イベントレポート



2023年2月8日にカケハシのユーザーコミュニティ「MusuViva!」の開業イベントをオンラインにて開催しました。本稿ではイベント内容を一部抜粋してお届けいたします。

 

<MusuViva!とは?>

製品活用や経営課題、その先にある今後の薬局のあり方を考え、行動するためのヒントやつながりを得られる場として2021年7月に立ち上げた、カケハシユーザーならどなたでもご参加いただけるコミュニティです。


<聞き手>

株式会社カケハシ コミュニティマネージャー 仁志田

 

<登壇者>

さんさん薬局 山崎 陽介 さん(茨城県牛久市)

1980年生まれ。

医薬品メーカーを経て、2022年3月に開業。


レガテ薬局    進 俊幸 さん(大阪府東大阪市)

1969年生まれ。

大手製薬会社の営業を経て、2022年8月に開業。


  開業1年以内に直面するお悩みアンサーBOOK 薬局の開局を考えた時に集めたい情報の中でも、「開局経験者の体験談」を集めるのは、なかなか難しいかもしれません。 そこで本稿では2023年2月8日にカケハシのユーザーコミュニティ「MusuViva!」で開業経験者3名をお招きしたイベントから、開業を検討する人が気になるトピックをまとめました。 開業・開店の検討や実施をされているみなさま方にとって、本資料が「開業のリアル」をつかむきっかけとなりましたら幸いです。 ■MusuViva!とは 製品活用や経営課題、その先にある今後の薬局のあり方を考え、行動するためのヒントやつながりを得られる場として2021年7月に立ち上げたカケハシユーザーならどなたでもご参加いただけるコミュニティです。 Musubi|電子薬歴は業務効率化だけではない時代。Musubiは薬局DXをトータルサポート



目次[非表示]

  1. 1.「世話焼きシティ」を実現するための採用戦略|さんさん薬局
  2. 2.融資の審査通過、ヒントは弱さの自覚|レガテ薬局
  3. 3.経営者にとってユーザーコミュニティ「MusuViva!」とは
  4. 4.さいごに

「世話焼きシティ」を実現するための採用戦略|さんさん薬局

ー 山崎さんが目指した「薬局づくり」をお聞かせください。

山崎 陽介 さん(以下、山崎さん):社員が気持ちよく仕事できないと、やっぱり患者さんにも優しくできない。だからこそ、働いているみんなにはしっかりリラックスできる環境を提供し、「ここで働きたい」と思ってもらえるようなスペースにしたいという想いは強いですね。

▲さんさん薬局 代表 山崎 陽介 さん 

山崎さん:うちは事務さんの採用にすごく力を入れていて、みんな正社員として採用しています。ただレセプトを打つだけの事務さんではなく、患者さんとアナログのコミュニケーションがとれる人材で固め、患者さんとの関係性を大事にできる事務さんの採用に努めています。

ー 採用に込める想いはコーポレートサイトからも感じられます。

山崎さん:そうですね。私が伝えたいことをすべて説明してくれる存在としてコーポレートサイトには力を入れています。お金はかかっていますが、価値観の合う人と一緒に働きたいので、ここは必要なことだと考えています。

▲さんさん薬局さん ホームページ(https://sunsunpharmacy.com/)

今のところ紹介会社さんに頼らず薬剤師を採用できているので、紹介会社さんに払う費用を考えたら安いと思っています。

【関連記事】イベント後半戦をまとめた「お悩みアンサーBOOK」はこちら


融資の審査通過、ヒントは弱さの自覚|レガテ薬局

ー 理想の薬局を実現するためには、資金調達が欠かせません。代表的な方法として融資がありますが、銀行などの融資担当者とは、どのような話をするのでしょうか。

進 俊幸 氏(以下、進さん):融資を受けたい、という思いがあるので、最初はついつい事業のいいところ、展望といいますか…言ってしまえば理想論みたいなことをどんどん話してしまいがちでした。ただ、面談を重ねるごとに、融資担当者が聞きたいのは弱みやリスクをこちらがどう考えているか、だと気づきました。

▲レガテ薬局 代表 進 俊幸 さん  

ー具体的にはどんな資料を準備されたのですか?

進さん:まずは、地域医療情報システム(JMAP)です。次に、厚労省のデータから薬局に従事する薬剤師数について、地域ごとの偏在や人口10万人あたりの数を調べ、自分が開業する地域の薬局の競争性や医療圏の方向性から導き出される必要性を伝えました。

▲レガテ薬局さん ホームページ(https://www.regate-ph.com/)

ーたしかに融資担当の方が社内や行内で調整する必要がありますよね。

進さん:おっしゃる通り、目の前の融資担当者が、決済権のある方(上司)に持ち帰って説明できるよう、融資を受ける側は、担当者の立場を考えて準備する必要があると思います。

金融機関の方は医療の専門家ではないので、融資に関する案件を速やかに通して頂くには、医療や薬の専門家の立場から詳細な情報とわかりやすい資料提供が大事だと考えています。

【関連記事】イベント後半戦をまとめた「お悩みアンサーBOOK」はこちら

経営者にとってユーザーコミュニティ「MusuViva!」とは

ー2021年7月28日に発足したMusuViva!ですが、開業経験のあるみなさんはどのような場と感じていますか?

山崎さん:普段経営者の人と話すチャンスってなかなかないと思うんですが、MusuViva!はそういった方も参加されているので、直にいろいろと聞ける機会として有用ですね。やはり本に書いていることには限界があるし、実際にやってきた経験者の言葉はとても強いですね。

ーありがとうございます。進さんはいかがですか?

進さん:いい企画だと感じています。在宅について語る会もそうですし、Pocket Musubiの会には開局の1ヶ月前に参加させてもらいました。悩むポイントもみなさん一緒だということを知るだけでも気持ちは違いますね。

全国で活躍されているみなさんのいろんな投稿を拝見するだけでもとても勉強になりますし、私自身も発信できることや参加できる場面があれば、進んで参加したいなと思っています。 

ーありがとうございます。これからもみなさまと一緒にMusuViva!をつくっていけるとうれしいです!

さいごに

MusuViva!ではこれからもカケハシユーザーさんとともに、今後の薬局のあり方を考え、行動するためのヒントやつながりを得られる場として、定期的なイベントを開催してまいります。

イベント後半戦は以下にて公開中です。ぜひご覧ください。

  開業1年以内に直面するお悩みアンサーBOOK 薬局の開局を考えた時に集めたい情報の中でも、「開局経験者の体験談」を集めるのは、なかなか難しいかもしれません。 そこで本稿では2023年2月8日にカケハシのユーザーコミュニティ「MusuViva!」で開業経験者3名をお招きしたイベントから、開業を検討する人が気になるトピックをまとめました。 開業・開店の検討や実施をされているみなさま方にとって、本資料が「開業のリアル」をつかむきっかけとなりましたら幸いです。 ■MusuViva!とは 製品活用や経営課題、その先にある今後の薬局のあり方を考え、行動するためのヒントやつながりを得られる場として2021年7月に立ち上げたカケハシユーザーならどなたでもご参加いただけるコミュニティです。 Musubi|電子薬歴は業務効率化だけではない時代。Musubiは薬局DXをトータルサポート






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