おくすり連絡帳『Pocket Musubi』がセキュリティ対策にこだわる理由を、開発担当者が語る。
服薬期間中フォローの義務化や、IT化が加速する調剤薬局業界において、薬局と患者さんをつなぐコミュニケーションツールも増えてきています。『Musubi』では、LINEアプリを活用した患者さんと薬剤師のコミュニケーションツール『Pocket Musubi』を2020年10月よりサービス展開しています。そして、サービス開始以来『Pocket Musubi』は強固なセキュリティ対策を徹底してきました。 なぜ、セキュリティ対策にこだわるのか? 『Pocket Musubi』ってそもそも何ができるのか?『Pocket Musubi』プロダクトマネージャーの三宅がセキュリティ対策の重要性と今後の展望をお話しします。 |
▼『Pocket Musubi』の詳細はこちらからご覧ください
お話する人:三宅 史生(株式会社カケハシ)
『Pocket Musubi』プロダクトマネージャー兼プロダクトマーケティングマネージャー。コンサルタントとして株式会社ビービット入社。大手企業のUX改善を支援した後、SaaS事業に異動。営業・マーケティング・カスタマーサクセス・プロダクト企画などを経て、事業責任者に就任。2019年8月株式会社カケハシ入社。暗闇ボクササイズにハマっている。<>
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おくすり連絡帳『Pocket Musubi』とは
『Pocket Musubi』を一言でいえば、LINEで患者さんと薬局をつなぎ、「患者さんが”また行きたい薬局”」を実現するサービスです。おもな機能として「服薬期間中フォロー」がLINEを通じて可能になり、処方後の患者さんに対して、的確なフォローアップを実施できます。
なぜ、的確なフォローアップができるのか……『Pocket Musubi』には3つの特徴があります。
特徴1:処方内容に合わせて、自動で状況をモニタリングが可能 特徴3 :問題発見率が高く、医療機関への情報連携も促進しやすい設計で使いやすい |
患者さんにとっても馴染みのあるツールであるLINEをつかった服薬期間中フォローを通じて「またあの薬局に行きたい。あの薬剤師さんに担当してほしい」と思ってもらえることをいちばんの狙いとしています。また、患者さんに変化があったときのみアラート通知が発生するため、効率的に服薬期間中フォローを行うことも可能です。ぜひ、多くの薬局で使っていただきたいサービスです。
『Pocket Musubi』に求められるの高レベルのセキュリティ対策
『Pocket Musubi』では、機能追加などのアップデートを何度も重ねながらも、安心して薬剤師さんと患者さんにご利用いただくために、サービス開始当初からセキュリティ対策に力を入れてきました。
2021年4月30日に政府は、『LINEサービス等の利用に関するガイドライン』(※1)を発表しました。同ガイドラインでは、対象機関に対して個人情報を含めた機密情報をLINEサービス等のサービス上に残さない仕組みを構築するよう求められています。こちらは、昨今ニュースを賑わせていたLINEの個人情報管理体制問題(※2)への対応でもありました。
もともと『Pocket Musubi』では、いわゆるLINEの「トーク画面」で薬剤師と患者さんがコミュニケーションを取る仕組みではなく、LINE内でウェブアプリを起動してやりとりをする方式を採用していました。つまり、LINE上に個人情報が残らない仕様であり、4月に政府が発表したガイドラインにも準拠していますので、安心してご利用いただけます。
(※1)政府機関・地方公共団体等における業務でのLINE利用状況調査を踏まえた今後のLINEサービス等の利用の際の考え方(ガイドライン)2021-05-27 Musubi編集部がアクセス
(※2)当社に対する個人情報保護委員会からの指導および当社の改善策について2021-05-27 Musubi編集部がアクセス
『Musubi』『Pocket Musubi』をご検討される方のために、概要やユーザーの声をひとつの資料におまとめしました。ぜひダウンロードしてご覧ください。
『Pocket Musubi』は実際にどう活用されている?薬剤師さんの声
「窓口での服薬指導時には患者さんから聴けていなかったことを『Pocket Musubi』を使った服薬期間中フォローの際に発見することができるようになった」とコメントを寄せてくださる薬局さんが多くいらっしゃいます。業務が忙しいなかでも、服薬期間中フォローがうまくいったとの声を伺い、開発チームとしてもとてもうれしい気持ちになりました。また、『Pocket Musubi』によって服薬期間中フォローが行いやすくなったことで、薬局での服薬指導の質も向上できた、という声もいただいております。
処方せん画像の送信機能を追加しました
『Pocket Musubi』はこの度「処方せん送信機能」をあらたに追加しました。患者さんが処方せん画像をLINEで薬局に送ると、お薬の準備が完了したタイミングで通知が届く仕組みです。これにより、患者さんは薬局内で待つ必要がなくなり、さらに便利な薬局体験が実現できます。コロナ禍で「不特定多数の人との接触を減らすために、薬局内の滞在時間を短くしたい」というニーズも高まりにもお応えしたいと考えています。
患者さんは、薬局のLINE公式アカウントを友だち追加するだけで、すぐに処方せん送信機能を利用できます。
薬局のLINE公式アカウント内で『Pocket Musubi』のアプリを開き、処方せんの画像を撮影してアップロード(最大5枚)ジェネリック医薬品の希望やお薬手帳持参などいくつかの事前質問に回答して送信すると、薬局のLINE公式アカウントに受付完了のメッセージが届きます。
すると、患者さんからの新規処方せん受信時に、薬局のパソコン(Musubi)に通知が表示されます。薬剤師は処方せんと事前質問の回答内容を確認し、薬を準備。準備完了後に薬局から準備完了メッセージを送信すると、患者さんに、薬局のLINE公式アカウントを通じて準備完了のメッセージが届きます。患者さんはメッセージ受信後に来局し、薬局で服薬指導を受けて薬を受け取ることができる……そんなサービスになっています。
業務効率化&服薬期間中フォローの質向上に『Pocket Musubi』ご活用ください
今後も『Pocket Musubi』はセキュリティ対策も強化しつつ、さらに薬剤師と患者さんの距離を近くするために、さまざまな機能を開発していきます。今回はあまり触れませんでしたが、『Musubi』と連携もできるので、薬局での服薬指導の質向上や、業務効率化と服薬期間中フォローの質向上のお役に立てると思っております。
気になった方は、まずは資料を取り寄せてください。ご希望あれば、スタッフによるデモ(オンライン上で『Musubi』『Pocket Musubi』などのサービスに実際に触れていただける場)も無料で行っておりますので、気軽にご相談いただければうれしいです。(了)