薬局を取り巻く環境でもデジタル化(IT化)が進んでいます。レセプトコンピューターや電子薬歴をはじめ、近年のトレンドではオンライン資格確認システムや電子処方箋システムなどの電子機器が求められています。また、オンライン服薬指導ツールや服薬フォローツールなど通信機器を用いたサービスも普及しています。
デジタル化することで患者サービス向上や業務負担軽減が期待される一方で、システムやサービスによりますが、システム導入費や導入に伴うセキュリティ強化、ランニングコストの増加など経営への金銭的な負担も生じます。
設備投資やあたらしい挑戦をしたいけど、資金面で一歩踏み出せない、ということはありませんか?
すべて経費でまかなうには負担が大きいですが、IT導入補助金を活用することで負担を軽減し、求めている薬局の設備・体制を整えられる可能性があります。
今回は、ITツールの購入費用をサポートする制度である『IT導入補助金』について紹介します。「デジタル化したいけど、金銭面で躊躇している」「IT導入補助金を使いたいけど、実際よくわからない」という薬局経営者や推進担当者のみなさんに向けて、IT導入補助金の基本的な知識から活用方法までをまとめました。
お役立ていただけると幸いです。
福岡県朝倉市の渡辺調剤薬局(有限会社タイヨウ)を経営する今給黎(いまぎいれ)さんは、事業承継した薬局の基盤固めの一環として『Musubi』『Pocket Musubi』『Musubi AI在庫管理』などを新たに導入。収益増の足がかりを固めた他、タスクシフトといった人材活用に加え、「対話を生む場づくり」にも手ごたえを感じていると言います。事業承継後の2年間の取り組みや具体的な活用例、今後目指したい薬局経営について伺いました。
『Musubi』の導入で感じる最大の変化は、「数値を見る習慣の醸成」であり、「スタッフの連帯感の高まり」である。そう話すのは、鹿児島県の福元薬局・たいよう薬局グループの皆さんです。2022年の導入から現在に至るまで、どのように変化を起こしたのか、経営者、管理薬剤師、薬剤師の3人にお話を伺いました。
ドミナント戦略で前橋市内に6店舗を展開する株式会社折り鶴は、2022年に『Musubi』を導入後、分析機能で「見える化」された各種データを評価指標として活用したり、服薬期間中フォローのさらなる充実に生かしたりしています。一方、社長の井上拓民さんは「データは活用するつもりになれば、活用範囲が広い。しかし、とても危険なものでもある」と力を込めます。
【開催日時:2025年3月29日(土) 10:15〜11:45】『日本薬学会第145年会(福岡)』にて、スポンサードシンポジウムに登壇いたします。「データサイエンスから薬剤師の未来を考える-産官学の立場からー」と題して、行政や教育機関、医療施設、企業など、様々な立場のシンポジストから話を聞くことができます。注目度の高まる「クオリティ・インディケーター(QI)」や、薬剤師の貢献を「視える化」する取り組みについて聞きたい方は是非ご参加ください。
【開催日時:2024年11月2日(土) 〜3日(日)】『第18回日本薬局学会学術総会』へ、カケハシはブース出展 ならびに ランチョンセミナーに登壇いたします。展示ブースでは、新しくカケハシグループに加わった薬局会計の手間を軽減するPOSレジ(Plat's)や、各種製品デモをご用意。ランチョンセミナーでは「確実な成果を出す薬局DX」と題して、戦略・マネジメント・教育などの観点から取り組み事例を紹介します。
患者へも事業者へも迫る、デジタル化の波。患者データや処方データ、あらゆる情報がオンラインで繋がったその先、薬局業界には何が起こるのか―――。ミクロとマクロ、過去と現在。あらゆる次元を自在に行き来するデータの世界。そこで生まれる、「新たな価値」とは?薬局DXの真髄に迫る1日をお届けします。
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