株式会社カケハシ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中尾 豊、代表取締役CEO: 中川 貴史、以下、当社)が提供する薬局体験アシスタント「Musubi」、おくすり連絡帳「Pocket Musubi」、薬局業務見える化ツール「Musubi Insight」を活用した薬学生の育成に関する取り組みを、帝京平成大学(本部:東京都豊島区、学長:冲永 寛子)にて実施することが決定しました。
●背景
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、特例措置として実施されていたオンライン服薬指導が恒久化されました。また、令和4年度調剤報酬改定により、患者さんへの対面指導機会の有無や診療形態にかかわらず、薬剤師の判断でオンライン服薬指導の実施が可能になるなど、薬剤師による対人業務の充実化とテクノロジー活用は今後ますます重要になると推測されます。
帝京平成大学では、こうしたオンラインによる遠隔医療など新たな医療に対応できる人材の輩出を目指すべく、文部科学省主幹の「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業」¹における大学改革推進等補助金を活用し、Musubiをはじめとする当社の複数のサービスを導入し、これらを活用した薬学生の育成に取り組むことを決定しました。
当社は、テクノロジーを活用した服薬指導やフォローアップなどを実践する機会の提供を通じて、医療業界のDX推進に寄与してまいります。
●帝京平成大学 教授 よりコメント
伊東 明彦 氏(帝京平成大学薬学部 教授 薬学臨床教育センター長) 医療の分野においてICTの活用が推進されるなか、遠隔(オンライン)服薬指導が認められたことは、24時間体制の充実、医療過疎地等での地域医療の実施等において薬剤師の責務を果たす重要な手段となります。地域医療を担う薬剤師の育成のためには積極的な大学での教育が不可欠と考えています。
井手口 直子 氏(帝京平成大学薬学部 教授) 今回は4年生の実習での活用を予定しています。iPadのインタフェースで学生と模擬患者がオンラインで会話ができるよう設定し、学生は電子薬歴の前回の対応記録を基に情報の収集と提供を実施、さらに電子薬歴に記録しながら慢性疾患の患者への切れ目のないケアを学びます。今回の採択で現場と同様のICT環境を整えることができました。
¹文部科学省「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業(令和3年度補正)」https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/1415340_00003.htm
Copyright © 2024 KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved.