日の出薬局では、近隣のクリニックからの処方箋対応のほか、特に在宅医療に力を入れています。私も、超高齢化社会に対する課題意識やプライベートでの体験から「在宅医療に力を入れている薬局」を志望し、日の出薬局を選んだ一人。今年で2年目になります。
外来では同じビル内にある泌尿器科クリニックからの処方箋も多いですが、駅前という立地もあり、さまざまな診療科からの処方箋を応需しています。在宅に関しては、各薬剤師がそれぞれ個人の患者さまを担当しながら施設在宅にも対応しており、私は週1回の施設在宅を担当しています。
電子薬歴としてのMusubiのメリットは、やはりタップするだけで薬歴が入力できることですね。Musubiでは患者さまにお話ししたことをタップしておけば必要な情報が下書きとして自動生成され、あとは服薬指導後に患者さま自身がお話されたことや、会話のなかで気づいたポイントを追記するだけで、充実した薬歴を残すことができます。私自身キーボード入力が苦手なので、薬歴の大部分を自動で作成してくれることに大きなメリットを感じています。未記入の薬歴がたまることもほとんどなくなりました。
改めて実感しているのは、薬歴が、患者さまとの信頼関係の構築に果たす役割の大きさ。短い服薬指導時間の中で、いかに患者さまに信頼していただくか。普段からこれを自分の目標として意識しているのですが、やはり重要なのは薬歴なんです。服薬指導のときに「前回はこうでしたが、その後いかがですか?」という一言を入れることで、“薬剤師が自分の体調をフォローしてくれている”ということを患者さまに感じていただくことができる。この小さな一言が、薬剤師個人に対する信頼を深める大きなきっかけになるんだと思います。
その意味で、薬歴に残っている具体的な検査値や患者さまからの訴えは、単なる記録ではなく、次回の服薬指導を充実させるための重要な情報だと考えるべきだと思うんです。Musubiによって薬歴の大部分が自動で作成され、おかげで私たち薬剤師は患者さまから聞き取った情報の記録に集中できるようになったわけですが、その効果は非常に大きいと感じています。
薬剤師として患者さまの前に立つ以上、自分の服薬指導が患者さまの健康に与える影響の大きさとそのリスクについては常に意識しています。薬についての勉強は欠かさないようにしていますが、それでも患者さまのことを考えると自分のお話する内容により強い確信がほしいと思うことも少なくありません。そんなとき、Musubiの画面に自分がお話しようとしていることが表示されると、「この内容で大丈夫だ」と安心できるんですよね。めったに扱わない薬をお渡しするときなど、特にMusubiの服薬指導コンテンツに助けられています。
他にも、小児のお薬を親御さんにご説明する際にも役立っています。小児のお薬では、飲ませ方や苦味を抑える方法など、大人への服薬指導と違う点が数多くありますよね。しかも教科書や添付文書では勉強できない「ひと工夫」的なポイントがとても重要。ベテランの薬剤師であればこうした指導の「引き出し」を多く持っていると思うのですが、私のような若手にとっては、Musubiに表示される“ワンポイントアドバイス”が、その「引き出し」の代わりになっているんです。
また、Musubiには薬剤師の学習ツールとしての側面もあると感じています。Musubiには服薬指導で重要なポイントや患者さまへのアドバイスが表示されるわけですが、普段扱わない薬の処方がきた際など、その表示をきっかけに自分で添付文書やインタビューフォームを調べることが多々あります。若手の薬剤師には、業務を通じた継続的な学びが不可欠。普段の仕事の中で重要な情報を自然と吸収していくことのできるMusubiは、薬剤師としてより高いレベルを目指していく上でも、とても貴重なサポートをしてくれていると思います。
福岡県朝倉市の渡辺調剤薬局(有限会社タイヨウ)を経営する今給黎(いまぎいれ)さんは、事業承継した薬局の基盤固めの一環として『Musubi』『Pocket Musubi』『Musubi AI在庫管理』などを新たに導入。収益増の足がかりを固めた他、タスクシフトといった人材活用に加え、「対話を生む場づくり」にも手ごたえを感じていると言います。事業承継後の2年間の取り組みや具体的な活用例、今後目指したい薬局経営について伺いました。
『Musubi』の導入で感じる最大の変化は、「数値を見る習慣の醸成」であり、「スタッフの連帯感の高まり」である。そう話すのは、鹿児島県の福元薬局・たいよう薬局グループの皆さんです。2022年の導入から現在に至るまで、どのように変化を起こしたのか、経営者、管理薬剤師、薬剤師の3人にお話を伺いました。
ドミナント戦略で前橋市内に6店舗を展開する株式会社折り鶴は、2022年に『Musubi』を導入後、分析機能で「見える化」された各種データを評価指標として活用したり、服薬期間中フォローのさらなる充実に生かしたりしています。一方、社長の井上拓民さんは「データは活用するつもりになれば、活用範囲が広い。しかし、とても危険なものでもある」と力を込めます。
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