株式会社カケハシ(本社:東京都港区、代表取締役社長:中尾 豊、代表取締役CEO: 中川 貴史、以下、当社)とイオンリテール株式会社(以下、イオンリテール)および大塚製薬株式会社(以下、大塚製薬)と構成したコンソーシアムによる実証事業「購買活動と処方データとが紐づくPHRの活用により生活者が意識しなくとも健康維持や生活改善に向けた行動変容を促進するプラットフォームの構築」(以下、本実証事業)について、最終報告書が公開されましたのでお知らせします。
本実証事業では、患者さんとのコミュニケーションを通じて、健康意識・健康状態改善に資するような行動変容が確認できました。今後も、異業種企業間連携を通じたPHR活用の新たなユースケース創出や生活者の健康増進に向けた行動変容を促進するプラットフォーム構築を推進してまいります。
●背景
団塊世代が後期高齢者(75歳以上)となる「2025年問題」により、ヘルスケア業界では、疾患リスクの高まりによる医療費の増大や、医療人材の不足が大きな課題となっています。生活者一人ひとりの健康増進や重症化予防促進の打ち手として、生活に密着した業種横断の複数企業が連携してPHR(Personal Health Record)活用に着目し実証事業を実施しました。
なお、本実証事業は経済産業省の推進する令和5年度「ヘルスケア産業基盤高度化推進事業(PHR利活用推進等に向けたモデル実証事業)」(以下、本事業)に採択されています。
本実証事業の概要はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000033983.html
本事業の概要はこちら:https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2023/k230511001.html
●概要と実証結果
”意識することなく健康になっていくヘルスケアサービス”の実現を目指し、東京都内のイオン薬局18店舗で10月より本実証事業を実施しました。当社提供の患者フォローシステム「Pocket Musubi」に登録した方に対し、大塚製薬提供の個別化健康サポートサービス「エイチル」のアンケートや行動変容に資する健康指導を実施しました。健康指導により「患者の状態にあった製品ならびにサービスを届けられるか否か」「患者の行動変容が起こるか否か」を検証したところ、薬剤師が患者さんへ必要な情報を届けることで患者行動の変容につながることが示唆されました。
本実証事業の最終報告書はこちら(該当部分はスライド155枚目〜188枚目 ):https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/reiwa5houkokusho.pdf
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