プレスリリース
2023/08/10

服薬期間中フォローの認知率4割、うち「メリットを感じる」回答が9割
カケハシが薬局利用者への調査結果を公開

株式会社カケハシ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中尾 豊、代表取締役CEO: 中川 貴史、以下、当社)は、全国の30〜70代からなる薬局利用者1038人を対象に「薬局での医療体験に関する調査」を実施しました。

●背景
厚生労働省による2015年の「患者のための薬局ビジョン」で示されたとおり、薬剤師には患者さんとのコミュニケーションを重視した職能発揮が、より強く求められるようになりました。2020年9月には服薬期間中フォロー※が義務化されるなど、従来通りの対物業務から薬学的知見を各患者さんに活用する対人業務へのシフトがますます加速しています。“対物から対人へ”と薬剤師の期待役割が変化していくなかで、服薬期間中フォローのさらなる可能性を探るべく、薬局利用者を対象にアンケート調査を行いました。

※医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律(令和元年法律第63号) 「調剤した薬剤の適正な使用のため必要があると認める場合には、患者の当該薬剤の使用の状況を継続的かつ的確に把握するとともに、患者又は現にその看護に当たっている者に対し、必要な情報を提供し、及び必要な薬学的知見に基づく指導を行わなければならない」

●調査結果概要                                       
・服薬期間中フォローを受けたことがある1割の回答者を含め、言葉の認知率は4割程度
・認知している人にメリットを聞くと、何らかの有益性を感じる回答が9割超。「不安に感じることの相談ができる」、「副作用の確認ができる」、「効果の確認ができる」が上位
・薬剤師に相談したい事柄は、処方薬をはじめ市販薬や健康全般が上位
・次回通院のお知らせで活用したいツールはLINEが半数で最多

●調査結果詳細                                        

“服薬期間中フォロー”の言葉を「理解している」および「なんとなく理解している」を合わせると、全体の38.8%となりました。


また、言葉を認知している約4割の回答者に対し、服薬期間中フォローのメリットを複数回答で尋ねると、副作用や服用方法の相談ができる点など、何らかの有益性を感じている回答が94.2%を占めました。

加えて、服薬期間中フォローの認知に関わらず、全ての回答者に対して薬剤師に相談したい事柄を複数回答で尋ねると、「処方薬の効果や副作用について」(614票)や「処方薬の服用タイミングや方法について」(530票)といったように、処方薬に関する相談が上位を占めました。その一方で、「市販薬について」(172票)、「健康全般について」(125票)といった項目も目立ちました。

 

また、次回の通院日時を知らせる手段としてコミュニケーションアプリ「LINE」を選んだ人の割合が46.2%と半数近くを占めました。

まとめ                                          今回の調査で、言葉を認知している約4割の人はメリットを数多く感じているとわかりました。服薬期間中フォローの義務化から約3年がたった今、服薬期間中フォローに対して薬局利用者からの高い期待がうかがえます。

調査結果の引用時のお願い                                  本調査内容を転載またはご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いします。
例:「『カケハシ』の調査によると」「『カケハシ』調べ」など

調査概要
調査主体   :株式会社カケハシ
調査実施機関 :インテージ
調査実施時期 :2023年6月6日(火)〜2023年6月8日(木) 
対象者条件  : 半年以内にご自身/同居家族等に代わって調剤薬局に処方箋を持参し薬を受け取った30歳〜79歳
サンプルサイズ:n=1038

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