Pharmacy Leaders Day 2025 進化する薬局DX——   AI × データ時代における「患者のための薬局」とは

イベント概要

「患者のための薬局ビジョン」公表から10年。「服薬情報の一元的・継続的管理」、患者本位の医療を目指した「かかりつけ」、「地域包括ケア」。当時打ち出された国からの方針は、今現在でも変わらずに薬局経営のキーワードであり続けている。2022年に提唱された「薬局薬剤師DX」と共にその推進が続くものの、更なる普及を目指すにあたっては、新たな方策が必要となる現実も見えてきた。
しかしその傍らで、情報技術は驚異的な速度で発展を遂げている。慎重な導入が求められる薬局・医療業界でも、今や「AI技術」を抜きに未来を語ることは難しく、デジタル化された業務を経由した日々のビッグデータの蓄積も、ごく自然なことになりつつある。
10年前とは大きく異なる環境にある中で、ここから5年先、10年先という「新しい時代」の「患者のための薬局」とは、どのような姿をしているのか。そこで患者はどのような体験をし、薬剤師はどのような存在として、医療に根ざすのか。
国や病院、医療AIや地域医療の研究機関、そしてIT企業と薬局。あらゆる方面から、新時代の「患者のための薬局」を考える1日を、皆さまへお届けします。
開催日時

2025年7月24日(木) 13:00~17:00・情報交換会 17:00~ ※開会時間は前後する可能性がございます

会場 大手町三井ホール 現地限定開催
参加料 無料
主催 株式会社カケハシ
備考 薬局経営者・勤務者及び関係機関の方を対象としたイベントです。一部弊社が対象でないとみなしたお申込者様については、参加をお断りする場合がございます。予めご了承ください。

イベント会場

大手町三井ホール

〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目2−1 Otemachi One 3F
TEL : 03-5962-9570
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東京メトロ各線・都営三田線「大手町」駅直結 徒歩約5分
東京メトロ東西線「竹橋」駅 徒歩約5分
JR各線「東京」駅 丸の内中央口地下道直結 徒歩約12分

タイムスケジュール

13:00 ~ 13:05 オープニング
第 一 部
13:05 ~ 13:35 地域医療における薬剤師の活躍への期待 ~患者モニタリングの価値~

厚生労働省 松下俊介 氏

13:35 ~ 14:05 “薬局・薬剤師の存在価値”の再定義 − PHR・EHR時代の薬剤師の介入と地域包括ケアへの参画 −

秋田大学医学部附属病院 岡崎光洋 氏

第 二 部
14:20 ~ 14:50 AIが創るデータ駆動型医療・ヘルスケアの未来

千葉大学大学院医学研究院/数理創造研究センター・生命医科学研究センター 川上英良 氏

14:50 ~ 15:20 ビッグデータの活用で明かす「薬剤師の価値と貢献」

岡山大学学術研究院/九州大学システム情報科学研究院 濱野裕章 氏

15:35 ~ 16:30 パネルディスカッション:情報技術は「患者のための薬局」をどう変えるのか

千葉大学大学院医学研究院 川上英良 氏
岡山大学学術研究院 濱野裕章 氏
株式会社グリーンメディック  多田耕三 氏
ファシリテーター:カケハシ

16:30 ~ 16:50 KEY NOTE

株式会社カケハシ 代表取締役CEO 中川貴史

16:50 ~ 17:00 閉会のご挨拶
17:00 ~ 18:00 情報交換会
※上記時刻について、進行状況により多少前後することがございますので、予めご了承ください。
※受付後は自由に入退場できます。

登壇者

※登壇順
松下 俊介
厚生労働省 医薬局 医薬品審査管理課 審査調整官。2015年3月、金沢大学医薬保健学域 薬学類 卒業。同年4月、厚生労働省に入省。入省後は医薬品や医療機器の研究開発支援や食品衛生法改正に従事。2019年に北海道保健福祉部 地域医療推進局 医務薬務課へ派遣され、薬局における高齢者の医薬品適正使用推進のためのモデル事業や新型コロナウイルス感染症対応に従事。2022年4月からは医政局 地域医療計画課 外来・在宅医療対策室にて第8次医療計画の企画立案に携わり、翌年4月より、医薬・生活衛生局(現・医薬局) 医薬品審査管理課にて新薬の薬事承認を担当。現在に至る。
岡崎 光洋
秋田大学医学部附属病院 医療DXセンター 遠隔医療推進部門(AUTELM)准教授(博士(薬学)・薬剤師)。1992年、東京薬科大学 薬学研究科 博士課程を卒業。その後、日本医科大学、北海道薬科大学、東京大学を経て、2024年7月より秋田大学医学部附属病院 医療DXセンター 遠隔医療推進部門の准教授を務める。研究に従事する傍ら、2015年に代表取締役社長としてクロスケアフィールド株式会社を創業、地域包括ケア支援システム「ナラティブブック」の開発に取り組む。一般社団法人地域医療介護連携推進機構の代表理事として、秋田県医師会が進める地域医療介護連携事業の運営推進にも従事。
川上 英良
千葉大学大学院医学研究院 人工知能(AI)医学・教授 / 治療学人工知能(AI)研究センター・センター長、数理創造研究センター(iTHEMS)数理展開部門 医科学データ駆動数理チーム・チームディレクター、生命医科学研究センター(IMS)予測医学特別プロジェクト 医療データ数理推論特別チーム・チームディレクター。2007年に東京大学医学部医学科を卒業後、2011年に同学大学院医学系研究科博士課程病因病理学専攻修了。その後、国立研究開発法人理化学研究所などでの研究員を経て、2019年には千葉大学大学院医学研究院・人工知能(AI)医学の教授に就任し、2022年からは兼任で同学国際高等研究基幹の教授を務める。また、理化学研究所での研究にもクロスアポイントで従事しており、現在は同研究所の数理創造研究センター(iTHEMS)数理展開部門 医科学データ駆動数理チーム、生命医科学研究センター(IMS)予測医学特別プロジェクト 医療データ数理推論特別チームにてチームディレクターとして在籍中。
濱野 裕章
岡山大学学術研究院 医療開発領域薬剤部 講師・副部長、九州大学システム情報科学研究院 学際情報学特別部門 准教授。2017年に徳島大学大学院 医科学教育部 博士課程を修了後、同大学の特任助教を務めつつ、リアルワールドデータの解析による薬物療法の開発などの研究に従事。その後、岡山大学病院へ移籍し、2023年から薬剤部の講師・副薬剤部長に就任。引き続きリアルワールドデータ解析を用いる研究を手掛け、産官学連携や国際共同型での研究開発にも取り組む。2025年からは九州大学システム情報科学研究院の准教授もクロスアポイントメントで兼任し、医療分野におけるデータサイエンス分野の専門人材の育成・実践的な教育の推進にも携わる。
多田 耕三
株式会社グリーンメディック 代表取締役、一般社団法人豊中市薬剤師会 会長。1966年大阪生まれ。東京薬科大学卒業。MRや調剤薬局勤務を経て、1995年に、大阪府豊中市にグリーンメディックを開局。医療機関の門前で処方せんを受ける「これまでの薬局」ではなく、生活提案を軸に、カウンセリング機能の充実化などを図りつつ、地域在宅医療までを担う「地域の薬物治療のインフラとしての薬局」を目指している。
中川 貴史
株式会社カケハシ 代表取締役CEO。東京大学法学部卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーにて製造・ハイテク産業分野の調達・製造・開発の最適化、企業買収・買収後統合マネジメントを専門として全社変革プロジェクトに携わる。イギリス・インド・米国でのプロジェクトに携わった後、株式会社カケハシを創業。

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