電子薬歴トピックス 10 - Musubi導入事例

「薬歴の時間」からの解放が、薬局にもたらしたもの

  • Musubi編集部
  • 2019年10月2日

大阪府豊中市に4店舗を展開するグリーンメディック。薬局の常識にとらわれない店舗づくりや積極的なシステム導入など先進的な取り組みで全国的に知られる同薬局では、リリース当初よりMusubiを活用。すでに替えのきかない存在になっているとのこと。その利用状況について、グリーンメディック少路局でマネージャーを務める宮口ひろみさんにお話を伺いました。

薬局の概要

次世代の薬局像を体現、“患者に選ばれる”先進薬局

グリーンメディック少路局は、「お薬をもらうだけじゃない薬局」をコンセプトに、4年ほど前にオープンした薬局です。内装空間もご覧のとおり、あえて薬局らしくないデザイン。スマートウォッチの「Fitbit」や体組成計「InBody」のような身体づくりに役立つデバイスや機器をご紹介したり、予防医学の観点からオリジナルのサプリメントを開発してご提供するなど、従来の薬局像にとらわれない活動を行なっています。もちろん、調剤業務にも同様に力を入れており、処方箋受付数は平均すると1日110枚前後。同じビルに3軒のクリニックがあり、目の前は総合病院、付近にもまた別の医療モールがあるだけでなく、駅前という立地からご自宅への帰りにお立ち寄りになる患者さまも多くいらっしゃいます。

宮口ひろみさん宮口ひろみさん

Musubiの第一印象

「薬歴」の固定観念をくつがえす機能に“感動”

初めて実際にMusubiを見たときは、感動でしたね。PCのタッチパネルを手でチェックするだけで、薬歴がほぼ完成! 導入前にデモしていただいたのですが、「えっ、こんなことできるんだ」と。それまではレセコン一体型の電子薬歴で、当然のようにタイピングで入力していましたから、そもそもそんな発想がなくて。

薬歴って、おそらくどの薬局でも課題になっているところだと思うんです。「忙しくて書けない」「薬歴が溜まってしまう」「溜まった薬歴の対応でさらに忙しくなる」という負のスパイラル。その問題は多かれ少なかれ私たちにもありましたし、担当者によって薬歴の内容にバラつきが生じている部分もありました。

そういう背景もあって、これはものすごくラクになりそうだと。しかもシステム自体に医薬品の情報が充実しているので、ありがたいですよね。経験や知識にまだ不安のある新人には特に。患者さまと一緒に画面を見ながら服薬指導できるので、伝え漏れがなくなる安心感は大きいと思います。

導入後の効果

午前診と午後診の合間が、“薬歴の時間”から“スキルアップの時間”に

口頭でお伝えするだけだと、患者さまの注意がこちらに向いていないなと感じることも少なくなかったのですが、Musubiの画面をお見せしながらご説明すると、覗き込んでくださるんですよね。私の話を聞きながら、画面上の文章やイラストをちゃんと目で追ってくださっているのが分かるんです。視覚に訴えることの重要性というのは、実際にMusubiを使い始めて気づきました。この方は見てくれないかもなというような方が、意外と興味を持って見てくださったり。話のネタにもなりますし、「対人業務」を充実させるのに有効なツールだと思います。健康アドバイスをきっかけに、ご自身の生活習慣のことなどご相談いただくこともありますね。アドバイスのような薬剤師からの投げかけがあることで、患者さまに「こういう話もしていいんだ」と思っていただきやすいのかもしれません。

薬歴は、その場で終わらせるのがもう当たり前になっていますね。午前診と午後診の合間が“薬歴の時間”になりがちだったんですが、Musubiが来てから180度変わりましたね。他の調剤をしたり、新人向けの研修を入れたり。スタッフとのミーティングも、基本的にその時間でやっています。朝一番にみんなでその日の計画を立てるんですが、「薬歴の時間」というのはもう全く入ってこない(笑)。そのぶん、薬剤師としてのスキルアップやチームでのコミュニケーションに時間を使えている実感はあります。もちろん、すべて業務時間の範囲内です。

実は私自身、以前はチェーンの調剤薬局に勤めていたのですが、当時は午前診と午後診の合間にスタッフが端末を取り合って薬歴を書く風景が当たり前でした。指導したことを一つひとつ打たなくていいというのがどれだけラクか。あの“薬歴の時間”を経験しているだけに、身にしみて実感しています。

  • Musubi編集部
  • 2019年10月2日

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