電子薬歴トピックス 03 - Musubi導入事例

薬効・用法・用量の説明で終わらない服薬指導へ。
新人薬剤師の投薬サポートにも。

  • Musubi編集部
  • 2019年1月29日

全国68店舗を展開するサエラ薬局。全社的に薬歴システムの見直しを進める中でMusubiと出会い、2018年9月より導入をスタートしています。今回は、導入3カ月を迎えた神奈川・高田駅前店の杉浦店長に、Musubiの活用による薬局業務への効果・影響についてお話を伺いました。

薬局の概要

若手スタッフ中心のクリニックモール内薬局

当店は、横浜市営地下鉄グリーンラインの開通にあわせてオープンしたクリニックモール内薬局で、開店から約10年を迎えます。特徴としては、モールの3階が小児科ということで小児の患者さまの割合が多いこと。また駅前店舗ということで、遠方からお帰りの際にお立ち寄りになる患者さまも一定数いらっしゃいます。1日に対応する処方箋数はおおよそ100枚前後です。

比較的若手のスタッフが多く、薬剤師は20代3人、30代が4人、40代が2人。午前4人・午後3人体制で運営しています。小児科メインということで、特にお子さまへのお薬の飲ませ方については全スタッフが一律でお伝えできるようにしており、また最近では在宅にも力を入れ、施設や個人宅での処方も増えてきています。

サエラ薬局 高田駅前店サエラ薬局 高田駅前店

導入の目的

薬歴の充実化、かかりつけ薬局への後押しを期待

Musubiの導入は昨年の9月。各店の店長が集まる会議でMusubiのデモをしていただく機会があったのですが、私を含め、店長陣の第一印象は非常にポジティブだったと思います。

というのも、薬歴の充実化については以前から意識はしていたものの、なかなか効果的な打ち手がなく……。やはり外来業務に追われたあとに薬歴を書くというオペレーションでは、時間的にも気持ちの面でも難しいところがありました。実際の投薬の内容をもれなく反映するだけでなく、前回の処方を踏まえた継続的な薬歴を……というのは常々考えていながらも、どう実践していくかが悩ましいところで。

また今後「かかりつけ薬局」としての役割を果たすべく、OTC販売や健康相談に力を入れていく動きもあったのですが、これまで調剤メインでやってきていることもあり手探り状態。Musubiの導入が、こうした課題の解決につながるのではと期待していました。

サエラ薬局 高田駅前店 杉浦店長サエラ薬局 高田駅前店 杉浦店長

導入後の効果

薬歴の情報量が目に見えて増加。若手薬剤師への嬉しい影響も

まず薬歴のボリュームは、パッと見て分かるレベルで変わりました。健康アドバイスを活用することで、ストーリーのある薬歴を作りやすくなったことが最大の効果だと思います。特に顕著なのはDo処方。「お変わりないです」「説明しました」といった内容にとどまることなく、薬剤師の知見にもとづいてその患者さんにあった説明文書を選ぶとともに、「こういうことはありませんでしたか?」という問いかけができるようになってきて。そういう意味では、患者さまへの服薬指導そのものが充実してきたと思います。以前は薬情をもとに服薬指導しており、薬効・用法・用量のご説明に終始することがほとんど。Musubiの画面を患者さまと一緒に見ながら進められることもあって、注意事項や副作用情報といった内容についてもお話がしやすくなっています。

患者さまの反応も、さすがにすべての方というわけではないものの、Musubiに興味をお持ちになる方が多くいらっしゃいますね。副作用のことなど、「これって大丈夫なの?」と画面を指してお尋ねいただくこともあります。

服薬指導

システムのバージョンアップが早いのも嬉しいポイントです。以前使っていたシステムでは、バージョンアップの作業をこちらで行う必要があったのですが、Musubiでは「更新しますか?」という画面表示に「はい」を押すだけでOK。作業的にも随分ラクになりました。

それから、これは思わぬ効果だったのですが、若いスタッフのマインドにも好影響がありました。実はスタッフのなかに投薬に苦手意識のある新人がいたんです。それがMusubiを使うようになってから、ずいぶん変わってきて。若いだけあってタッチパネルの操作などはお手のもの。画面を見ながら説明できる安心感もあってか、今では投薬台に立つ姿も堂々としてきました。

このように若手が主体的にMusubiを活用し、効果的な使い方を他のスタッフにも教えてくれるようになると、すごくいいですよね。若い薬剤師の育成とシステムの浸透を両立できて、管理者の立場からも理想的だなと感じます。

  • Musubi編集部
  • 2019年1月29日

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