電子薬歴トピックス 02 - Musubi導入事例

ITリテラシーの壁を越え、
薬歴記入率の大幅向上を実現。

  • Musubi編集部
  • 2018年12月26日

東京・八丁堀に2店舗を構える越前堀薬局は、2017年11月にMusubiを導入。業務効率化とともに、薬歴記入率を大幅に改善しています。代表の犬伏洋夫先生に、導入を決めた経緯と導入後の効果、活用のポイント等を伺いました。

薬局の概要

創業96年、関東大震災を機に生まれた老舗薬局

当局は1923年創業、地域密着型の薬局です。東京・八丁堀に2店舗を構えており、処方箋枚数は一日あたり計150〜160枚ほど。体制としては、本店のほうが、私を含め常勤薬剤師4人、非常勤で2〜3人、事務スタッフが2人、登録販売者1人。支店のほうに、常勤薬剤師3人と事務スタッフ1人が在籍しています。

今年で創業96年となりますが、「ご家庭の幸福は健康から」というポリシーのもと、漢方薬の取り扱いに注力したり、鍼灸院を併設するなど、地域の皆さまの健康に貢献できる薬局を目指して運営を続けてまいりました。

10年、20年単位でご利用いただいている患者さまが多いというのも一つの特徴です。最近では在宅のご相談も増えており、その対応にも力を入れております。

越前堀薬局 犬伏洋夫 先生越前堀薬局 犬伏洋夫 先生

導入の目的

30代〜70代が在籍。使い手を選ばない薬歴システムへの期待

以前はあるレセコン一体型の電子薬歴システムを利用していたのですが、各薬剤師の記入率に課題があり、また入力された内容の質的なバラつきも目立っていました。

そのシステム自体は非常によくできているものの、基本的にすべての機能がマウスとキーボードによるマニュアル操作。当然、薬歴もキーボードで手入力する必要があったんですね。

これは当局の特徴でもあるのですが、在籍している薬剤師の年齢層が30代〜70代と非常に幅広く、なかにはタイピングなどPC操作に苦手意識のあるスタッフもいるわけです。その結果、窓口では患者さまへのヒアリングや服薬指導が十分にできているにも関わらず、その結果を薬歴に残せていないケースが生じていました。

薬歴と薬局運営の実態との乖離を、いかに縮めていくか。つねづね“使い手を選ばない薬歴システム”の必要性を痛感していたのですが、そこで出会ったのがMusubiです。タブレットPCの画面をタップするだけで薬歴の入力ができる点に魅力を感じ、これならば当局のスタッフでも時間をかけずに厚みのある薬歴を作れるのではと導入を決めました。

越前堀薬局 薬剤師

導入後の効果

入力率向上とともに作成時間減にも成功。予想外の効果も

導入から約1年ほどになりますが、薬歴の記入率の問題は早い段階でクリアできました。以前のシステムでは入力を徹底できていなかったスタッフも、Musubiの活用で“肉付きのいい薬歴”を残せるようになっています。患者さまにお話したことはMusubiの画面をタップするだけで入力できるので、あとはS(Subjective Data)とA(Assessment)の項目をサッと追加すればいい。システムへの慣れという意味でも、期待以上に早かったと思います。

実は導入後に大規模な在宅のご依頼をいただき、スタッフの業務負荷が上がったタイミングがあったのですが、その際も総労働時間はほとんど変わらなかったんです。しかも薬歴のクオリティは、作成にかけられる時間は実質的に減っているはずなのにも関わらず、一定以上をキープできていました。これで、経営としての安心感は非常に高まりましたね。

服薬指導準備画面

また、いち薬剤師として感じたのは、“学習ツール”としての有用性です。普段、業務に追われているとなかなか改まって勉強する時間をとることが難しかったのですが、Musubiに掲載されている服薬指導のコンテンツや患者さま向けの健康アドバイスの内容が、薬剤師にとっても非常に良いインプットになっているんです。

それが、患者さまとのコミュニケーションにも良い影響を与えてくれている実感はありますね。定期的にお越しになる患者さまに対しても、いつも似たようなことばかりでなく、そのつど“新しいアドバイス”ができるようになりました。

そういう意味では、Musubiには経験の浅い薬剤師のサポートツールという側面もあるのかなと感じます。初めて投薬台に立つ実習生も、手元にMusubiがあれば安心なんじゃないかな。重大な投薬ミス等を防ぐためのアラート機能などあると、なお嬉しいですね。今後のアップデートにも期待しています。

  • Musubi編集部
  • 2018年12月26日

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