プレスリリース
2020/9/25

Musubiの服薬指導支援により緑内障治療薬のアドヒアランスが向上

株式会社カケハシ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中尾 豊、代表取締役CEO: 中川 貴史、以下「カケハシ」)は、薬局体験アシスタントMusubi(以下「Musubi」)でサポートされた薬剤師の服薬指導によって、緑内障治療薬の一種であるプロスタグランジン製剤(以下「PG製剤」)の点眼アドヒアランスが8.7ポイント向上したことをお知らせします。
この結果は、薬剤師による患者さんへの積極的な関わりが治療効果につながる可能性を、提示したものだと考えています。今後も、薬剤師を通じて患者さんに最適な薬物治療が届くよう支援してまいります。

●背景
緑内障は日本に465万人の患者がいると推定されており、40歳以上の日本人の20人に1人が罹患する代表的な眼疾患です。眼圧の高まりによって視神経が圧迫・損傷を受け、病状の進行によって視野欠損や失明に至るリスクのある不可逆的な病で、日本人の視覚障害要因では第一位となっています。 治療は点眼による薬物治療が主であり、眼圧を低下することのできる点眼剤は多数上市されています。しかし、緑内障はその自覚症状の少なさから、患者のアドヒアランス(患者が治療の意義や方針を理解・納得し、積極的に治療に参加すること)が悪いことで知られており、新規患者の4分の1以上が治療開始3ヵ月で治療から離脱していると先行研究で示されています。また、アドヒアランス不良と失明との関連性も先行研究で示されており、高い治療効果を得るためには、疾患理解を深めて点眼を継続する大切さを啓発し、個別に点眼の仕方やタイミングの最適化をはかることによるアドヒアランスの向上が重要とされています。
今回の取り組みは、「Musubiを利用した薬剤師の服薬指導により、患者のアドヒアランスを高めることができるのではないか」という仮説をもとに開始しました。 

●概要
Musubiを導入している薬局にてPG製剤が処方された場合に、Musubiに搭載された健康アドバイス機能によって、疾患や薬剤の理解を深める数種類のコンテンツ(以下「当該コンテンツ」)を提示しました。薬剤師によって当該コンテンツが使用されたことをMusubi上のデータとして蓄積し、一定期間において当該コンテンツを使用された患者(以下「使用群」)と使用されなかった患者(以下「不使用群」)について、その後の治療継続率に影響しているかどうかをMusubi上のデータを解析することにより調査しました。

その結果、使用群(3,410人)の治療継続率は87.0%、不使用群(13,275人)の治療継続率は78.3%で、8.7ポイントの差が見られました(P<0.05)。年齢・併用状況・医療機関種別(病院/診療所)の要素を調整しても、5.8ポイント(88.9% vs 83.1%)の差が確認されました(P<0.05)。再来率およびギャップ率の分析も行い、いずれも使用群のアドヒアランスが有意に高いことが示される結果となりました。

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